上方舞の特色(2)

手の動き、目の動き一つ一つに心の声を託して

上方舞はどんな言葉より雄弁に、女心の喜びや、哀しみを語ってくれます。宮中舞から発し、座敷舞とも呼ばれる上方舞は、能から取り入れたものも多く格調高く誇り高い女の舞として伝わってきました。
金屏風を張った座敷、燭台の揺らめく明かりの中で舞われる事が多くその時代の普段着や、晴れの着物で舞い、本来は衣装はつけないものでした。
また、呼吸法はヨガに似ており健康増進にもなります。舞の名手に長寿の方が多いのもそれを証明しております。中には90歳を過ぎてもまだ衣装鬘つけて瑞々しい舞を見せてくださる方もいらっしゃいます。


地唄「月の傾城」国立劇場」にて

地唄 「十三鐘」 平成十二年11月「三越劇場」にて

では次に曲の解説に移りましょう。